花おっさんの向こう側(10)私がめざす”アート”
2年半前に話を戻すわね。
父の葬儀の2日後やったかな?
私はある人の個展を観に、奈良の生駒まで行った。
彼女は木村創作室の先輩。
すごく素敵な個展やったから
「私も1回くらい個展をやってみたい」
って思ったの。
父の件とは全然関係なく思いついた。
その後「花おっさん」が誕生したのもたまたまなのよ。
ただお花とおっさんをひっつけてみただけ
そこに何の意味づけもなかった。
父の件とも何の脈絡もなかったわ。
でももしかしたら私の無意識のところでは
個展も「花おっさん」も父の件と
何かつながってるのかもしれへん
そこは自分でも分からへんわ。
そして1年後
「花おっさん」で生まれて初めての個展を開いた。
おっさん=力や優秀さ、完ぺきさというモノサシで生きてきた男性たち
花=あるがままいるだけで愛される存在のシンボル
相反する2つを融合させたヘンテコな絵がギャラリーの壁にズラッと並んだわ。
老若男女問わずたくさんの人が来てくれた。
そして男性も女性も
お花をまとったおっさんを見て楽しそうに笑うのよ。
嘲笑ではなく愛ある笑いやったわ。
「可愛い♡」
って言う人もいたわ、おっさんによ!?
ギャラリーにはものすごく温かくて幸せな空気が充満してた。
私、思ったんよ
この空気をギャラリーの外にも広げられたらって
こういう世界をギャラリーの外にも作りたいって。
個展が終わって1年半のあいだに
それがどんどん膨らんで強まって
でも人にはなかなかちゃんと話せなくて
先日のコンサルでようやく言葉にできたの
「生きてるあいだにこの世界を
0.1ミクロンでいいから動かしたいんです」
って。
長かったけどこの言葉の真意を説明したら
彼女、なんて言ってくれたと思う?
「それ、できる方法いろいろありますよ」
だって!
具体的な提案もいっぱいもらえた。
この人に出会えて、そして相談して
ホンマ良かったわ。
「人は誰でもただ存在しているだけで価値があるし愛される」
そう信じて男性も女性も子どもも幸せに生きられる世界
そんな世界にちょっとでもいいから近づけたい
傷ついたことも
孤独に戦ったことも
苦しんだことも
そして癒やされたことも
それらを通して学んだことも
父を救えなかった挫折さえも
そしてこの先の私自身の生き方も
全部使って。。。
それが、これから私が手掛けていきたい”アート”よ。
そのためにできることを
今回コンサルをしてくださったタナカナミさんから
たくさん提案していただいたので
これからどんどん行動していくわ☆
なので皆さん、2025年は今まで以上に
どうぞよろしくお願いします!
(めっちゃ前置きの長い新年の挨拶w)
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