作品のタイトルはネチっこく付ける(笑)
こんにちは〜☆
花おっさん画家の鶴園みあです^^
花おっさんの作品たちのタイトルって描きあがった直後はとりあえず「モデルのイニシャルーお花の名前」にしてるんです。
例えばこちらはモデルがしんちゃんでお花が椿なので
「S-椿」↓
タイトルというより記号ですなw
タイトルで変に先入観を持たず
絵だけを楽しんでもらうにはいいかなと思いまして。
だけど今年の春ぐらいに
「やっぱりちゃんとタイトルもつけたほうがいい」
という考えに変わり
今までの作品にタイトルをつけなおしはじめました。
いうても、かなりスローなペースでしたがw
最近になってペースを上げようと頑張っております。
絵の描き方を基礎から教わったことのない私ですが
絵のタイトルの付け方だってちゃんと教わったことはありません。
私なりの付け方があるんですが、これがまあネチッこい!
今日は私がタイトルを考える際の手順についてお話しします
あくまでネタとしてw(誰の参考にもならないと思います。)
1.観察する
絵を描いてるときは大抵何も考えていません。
ノープラン、ノーコンセプト
直感でお花を選び、構図も決めずになりゆきで描いています。
そうやって出来た作品を、まるで他人の作品であるかのように観察し
おっさんの表情やポーズ、お花の生え方、色などからどんなイメージやメッセージ、感情を感じるか
自分の内側を観察します。
2.花言葉などを調べる
盛り付けられているお花の花言葉や由来、言い伝えなどを調べます。
全くの直感で選んだはずなのにこれらが1.で出てきたイメージやメッセージ、感情とリンクすることが結構あるんです。
3.その他の情報を集める
1.や2.から連想される言葉を検索エンジンにかけます。
すると、さまざまな情報がヒットします。
神話や宗教、小説、映画、短歌や俳句、音楽、香水のキャッチコピーなど
引っかかるものは全てメモします。
4.混ぜて繋いで切り離してまた組み合わせて・・・
1.〜3.で集まった言葉や情報を自分の中に放り込み
グチャグチャ混ぜて繋ぎ合わせたり
1つの言葉をバラバラに切り離し、また組み合わせたり・・・
一見バラバラな言葉たちもそうやっていくと
思わぬアイディアや共通点、1つの大きな流れが浮かんできます。
5.ChatGPTさんに相談
悩んだら、ChatGPTさんに相談してみます。
彼(笑)の案をそのまま採用することはしませんが
対話を通して自分の考えや方向性を明確にしていくことができます。
6.ぐるぐる掘り下げていく
5.までで選択肢として絞られた言葉や方向性について
さらに2.〜5.の手順をぐるぐる繰り返しながら掘り下げていきます。
掘り下げるうちに「あ、やっぱり違うわ」と感じ、急に方向性を変えることもあります。
ここまでの手順は連想ゲームをしながら自分の意識の内側に潜る感じで
私にとっては苦しいんだけどすごく楽しくもあります(変態w)
7.いったん離れる
さんざん考えて煮詰まったところでいったん離れます。
頭の隅には残りつづけていますが、その状態で他のことをして過ごします。
8.ポンっ!と生まれる
そうやって他のことをしていると、何かの拍子にポンっ!と生まれますw
家事をしてるときやお風呂に入ってるとき、お掃除をしてるときなんかも多いですね。
ね!ネチっこいでしょ!笑
この手順で、タイトルだけでなくコンセプトも決まります。
ここまで数時間で済むこともありますが、数日かかることもあります。
何日もいろいろ言葉を集めて考えた割には最終決まったタイトルはめっちゃシンプルっていうこともありますw
でも、自分の作品をじっくり観察し、いろんな言葉や情報を集め、それらと作品とつなげ意味をつけるということをしているので
作品について誰かに尋ねられたとき、いろんな話ができると思います☆
冒頭に例で挙げた「S-椿」には
新しく「秘めたる炎 / Inner Flame」というタイトルをつけました。
もしかしたら
「なんだ、描いてるときは何も考えずに描いてて
後からそれを観察してタイトルをつけてるのか。
それって、タイトルもコンセプトもデタラメってことやん」
と思われるかな?
確かに描いてるときはホンマに何も考えてません。
でもね、何も考えていないように思われるときでも
私たちは「潜在意識」とか「無意識」でいろんなことをキャッチし
それに基づいていろんなことを選択し、行動しています。
だから描いてるときもきっと私は
無自覚だけれどもなんらかの意図をもって
お花を選び、表現を選んでいるのでしょう。
タイトルをつける際、最初に自分の作品をじっくり観察することで
描いてるときのこの「無意識」を「意識化」しているんだと思います。
ところで
最初に書いたように以前は
「作品を観る人に先入観を与えないためにタイトルは記号程度で!」と考えていた私が
なぜこんなにもネチッこく考えてタイトルをつけることにしたのか?
これについてはこちらの記事で書いてますので、こちらもどうぞ♡↓
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