「花を美しいと感じるのは、なぜか?」と問われて、困っちゃいました

こんにちは〜☆

花おっさん画家の鶴園みあです^^

先週、Facebookの広告で何度か目にした講座があったんですよ。

「東京美学倶楽部」というところが主催する特別講座

美学、つまり、美を哲学する講座です。

なんか知らんけど、めちゃめちゃ気になったんですよ。

行こうかどうしようか考えるだけで、激しく動悸がするくらい(!?)

ここまで身体が反応するということは、絶対何かある。

かなり迷いましたが、直前に申し込んで、行ってきました。

いやあ、今回も私の無意識さん、いい仕事をしてくれましたw

当たりでした☆

今の時代

「美しく描くには」

「アートなどの美をどう評価するか?」

みたいな、目先の実益を求める学びばかりが重視され

「そもそも美とは何なのか?」

という、おそらく正解のない、というか、仮に正解を見つけたところですぐにはなんの役にも立たなそうな学問は、軽んじられる傾向があります。

これは、「美」だけでなく、「幸福」についても言えます。

「お金を稼ぐには?」

「仕事で成功するには?」

みたいなテクニックやノウハウを学ぶことばかりが重視され

「そもそも幸福とは何なのか?」

「どうあること、どう生きることが、人にとって本当に幸せなのか?」

といった、抽象的だけど本質的なところを、深く考察する学問は、実生活には役に立たないと軽視されがちです。

だけど、私たちが本当に豊かで幸せな人生を送るには、前者だけでなく(こちらは、幸せになるための手段や入れ物でしかありません。)、後者の学びこそが必要なんじゃないか

って、ここ数年ぼんやりとですが、ずっと思っていました。

だからこの講座で、まさにそんなことを講師が話されているのを聞き、激しく頷きまくって、首がもげかけましたよw

お話を聞くだけでなく、さまざまな問いを与えられ、自分なりの答えを発表する時間も、たくさんありました。

ネタバレはアカンでしょうから、全部の問いをここでは明かせませんが、1つだけ☆

「花を美しいと感じるのは、なぜか?」

私、この問いの「入口」で、いきなりつまずいたんですよ^^;

入口とは

「花を美しいと感じるのは」

というところです。

これって

「花というだけで、人は皆、それを美しいと感じる」

というのが前提になっていますね。

だけど私、花おっさんを描きはじめる(今から約1年前ですね。)前までは、お花なんて、そこまで美しいと感じることが、ほとんどなかったんですよ。

(おっさんにお花を盛り付けたのも、ただ単に、木村創作室で「ハナとヒト」というお題が出されたのがきっかけ。)

そんな私に、この問いは酷でしょうw

なので、回答の発表では、それをそのまんま話しました。

講師からは

「えええ、貴女自身も、そうやってお花を描いてるのに?」

って、驚かれましたが。

(この日も、花おっさんTシャツを着て行ったので。)

哲学では、こんなふうに、出された問いそのものに対して、疑問を持つというのも、大事なことらしいです。

だけど、そんな私も今は、お花はどれも美しいって思えます。

これは、花おっさんを描きつづけた効果ですね。

なんでそうなったのか?

私がお花に感じる「美」とは、どういうものなのか?

ここを書くと、めちゃめちゃ長くなりそうなので、気が向いたら後日書きます。

ところで、この講座の終わりに、半年間のセミナーの案内がありました。

6ヶ月間、「美とは何か?」について、さまざまな切り口で深く考えていく、というのは、ものすごく面白そうだな〜と思いました。

だけど、やめときました。

だって、「美とは何か?」という本質的なところを深く掘り下げ考察するというのは、じつは既に、今いる木村創作室で、絵を描きながら学んでいることなんだなと、気づいたので☆

(その代わり、ここは、美しい絵の描き方といったテクニック的なことは、全然教えてくれへんw)

そして、「美とは何か?」を深く考察しながら(?)また1枚、完成させた作品が、こちら↓

いつものことですが

「なんで、こうなったの?」

なんて、聞かないでw

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